涼茶(リョンチャ)の歴史と効能

涼茶
涼茶(リョンチャ)として知られる漢方茶は中国南部で見られ、漢方茶屋は100年以上にわたって香港の風景の定番となっています。

1828年に設立された「Wanglaoji漢方茶」が広東省で始めにできた漢方茶屋さんだといわれています。お茶は、労働者やビジネスマンの体の痛みや痛みの治療薬として消費されました
China's cola wars are escalating, except the cola in this case is herbal tea  — Quartz


涼茶(リョンチャ)は、「身体の内部の熱」を冷やすと考えられており、さまざまな体の不調を癒します。 19世紀後半以来、手頃な価格の涼茶(リョンチャ)は、2006年に香港の無形文化遺産の1つとして正式に選ばれました。

典型的な材料と効能は次の通りです。

赤い実のクロガネモチ:炎症(喉の痛み、 口内炎/ただれ)

菊 :発汗により体表の邪気を取り除く。発熱・悪風・微汗、目の充血、目やに・くしゃみ・鼻水・鼻づまり・
   のどの痛みなど、 腫れもの・できものを改善。

みかん:リラックス効果、美肌効果や肝機能の向上、胃腸を整える効果、むくみの予防・改善

苦瓜:健胃効果、暑い季節の食欲を増進、体内の余分な熱を取る作用

その他のハーブ:血行を良くする。 血圧調整

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涼茶(リョンチャ)は中国の広東省に由来する漢方(ハーブ)の薬効成分が含まれています。苦味のある薬膳スープのようなものです。

また、中国では食べ物を「人の体を温めるか冷やすか=陰陽」によって分類されます。多くの酸性食品は、温度や辛さに関係なく、体を温める「陽」と分類されます。 「緑茶」は、体の過剰な熱を取り、頭痛の予防と緩和に役立ちます。



体温調節のため本来は汗を出して、体を冷やすのですが、湿度が高すぎると体が自分自身を冷やす能力が損なわれ、その結果、熱が身体にこもります。その環境で陰陽の陽の食べ物を食べると身体の余分な熱が出せず、ニキビ、鼻血、瞼の浮腫み、咳、のどの痛み、疲れが出ます。
そのため、中国広東省では身体の過度な熱と湿気を取り除くため、漢方茶の涼茶(リョンチャ)を飲むのです。
代表的な7種類の涼茶(リョンチャ)についてはこちらで解説しています。
夏バテ防止!夏の涼茶(リョンチャ)解説

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